これを死地に陥れて、然る後に生く <<陥之死地而後生>>
~孫子の名言~
兵士を死地に陥れると、兵士達は生き残る為に必死になって協力しあう。だからこそ活路が開けるのだ。
絶体絶命の大ピンチに陥れば、リーダーシップなど必要なく、個人個人がピンチを脱しようと協力し合うものだ。
孫子は、この考えを説明する為に「呉越同舟」の話を使っている。
呉と越は非常に仲の悪い険悪な関係だった。しかし、ある時同じ船に呉の住民と越の住民が乗り合わせてしまった。
さらに運が悪い事に、その船が嵐にあって沈没寸前になってしまう。すると、仲の悪い者同士が一致協力して危機を脱した。
呉越同舟
日本では「呉越同舟」という四文字熟語は、利害関係の対立する者同士が同じテーブルに着くという険悪な状況を指す場合に使われる事が多いですが、本来の意味は組織管理術として用いられるべき言葉である。
呉と越
呉と越の対立関係は、非常に険悪で「臥薪嘗胆」という故事も生まれている。
心を攻めるを上となし、城を攻めるを下となす。
~馬謖の名言~
諸葛孔明が南方の反乱軍を平定する為に、遠征を行います。
その時、馬謖は孔明に「用兵の道は、心を攻めるを上となし、城を攻めるを下となす。」と進言します。
孔明は、馬謖の言葉を採用し、反乱軍の孟獲を捕らえても逃がします。
孟獲は七回反乱を起こし、七回捕らえられます。
七度目に捕まったときも、孔明は孟獲を逃がそうとしますが、孟獲は逃げずに孔明に従う事を誓ったといいます。
この故事を「七縦七禽(しちしょうしちきん)」と言います。
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